確定申告の期間と申告方法を確認しておきましょう

checkキャリア

会社員は、勤務先で年末調整があるので、通常は確定申告は必要でないですが、年末調整で対象にならない控除があります。
また、確定申告をすることで税金の還付を受けられる可能性があります。

確定申告の仕組みについて紹介します。

確定申告とは

確定申告とは、1年間の所得を申告して納付すべき税額を確定する手続きです。

こんな場合には確定申告が必要

年末調整ではできない税金の控除を受けたい人は、還付を受けるためにも確定申告が必要です。
また、一定の条件にあてはまる人は、会社員であっても確定申告の義務がありますので注意が必要です。

確定申告をするとお得になる例

  • 自宅を住宅ローンで購入した
  • 自宅を省エネ、耐震、アリアフリーに改修した
  • 退職して再就職しなかった
  • 高額な医療費がかかった
  • 災害や盗難の被害にあった
  • 寄付をした

確定申告をしないといけない例

  • 給与が年間2,000万円を超えている
  • 2か所以上から給与をもらっている
  • 副業の所得が年間20万円以上ある
  • 多額の遺産を相続した
  • 贈与を受けた
  • 不動産所得がある
  • 兼業農家である

確定申告のスケジュール

確定申告は前年1年間の分を、2月16日から3月15日までに行います。
所得税の納付期限も3月15日までです。

前年1月1日から前年12月31日
所得の課税対象期間
確定申告の対象となる所得は前年の1年間の所得

今年の2月16日から3月15日
確定申告期間
所得税の納付期限も確定申告と同じ3月15日

3月から5月
還付時期
税金の払いすぎが生じている場合には、5月頃までに戻ってくる

個人事業主の確定申告について

個人事業主は毎年、自分で確定申告を行うことで所得税額が決まります。
1年間の売上から経費を引いて事業所得を出し、さらに当てはまる控除を引いて課税所得を出します。
これに税額を掛けた金額が課税額です。

個人事業主の人には確定申告の方法が2つあります。
その方法は、白色申告と青色申告です。
2つの違いは、青色申告には税制上の優遇があるところです。
青色申告をするには、事前に個人事業の開業届出書を提出し、所得税の青色申告承認申請の手続きが必要です。

白色申告(家計簿程度の帳簿)

メリット

  • 事前申請は不要
  • 期限後も申請できる

デメリット

  • 特別控除などの優遇はない

青色申告(簡易簿記の帳簿)

メリット

  • 特別控除10万円
  • 赤字を3年間繰り越せる
  • 親族への給与を経費にできる
  • 期限後も申告できる

デメリット

  • 事前申請が必要

青色申告(複式簿記の帳簿)

メリット

  • 特別控除65万円
  • 赤字を3年間繰り越せる
  • 親族への給与を経費にできる

デメリット

  • 事前申請が必要
  • 申告期限厳守

申告の方法は、白色申告と青色申告の2つです。
税金を安くしたいなら青色申告がおすすめです。
ただ、帳簿付けをしっかりしておかないといけません。
帳簿がしっかりできているなら、税金の特別控除を受けられるので事前申請をして青色申告しましょう。

さらに、青色申告は赤字を翌年以降に繰り越せるので、翌年以降の利益と相殺することができ、税金が安くなるなどメリットがあります。

確定申告をしましょう

確定申告は①~③の流れで行います。
①確定申告書を準備する
②申告書を作成する
③申告書を提出する

①確定申告書を準備する
国税庁のサイトから申告に必要な申告書をダウンロードできます。
またe-Tax(国税電子申告・納税システム)や会計ソフトを利用すれば、申告書の準備をする必要はなく便利です。

②申告書を作成する
国税庁のサイトから、「所得税及び復興特別所得税の確定申告の手引き」をダウンロードして、手引きにそって申告書を作成します。

③申告書を提出する
申告書は住んでいる地域の税務署に提出します。
インターネットを利用して提出できる方法もあります。

所得税の確定申告については国税庁のホームページでご確認ください。

参考にした本の紹介

「節約・貯蓄・投資の前に今さら聞けないお金の超基本」

内容
近年、お金をとりまく状況がダイナミックに変わってきています。
例えば、カードやオンライン決済の普及で現金が手元になくても生活できるようになってきました。
また、人生100年時代を迎え、生き方や働き方を見つめ直す機運が高まっています。
本書はこのような状況の変化についていけていない人や、お金のことを習わないまま大人になってしまった人などに向け、一から学び直すための情報を紹介しています。


著者略歴
泉 美智子
子どもの経済教育研究室代表。ファイナンシャル・プランナー。京都大学経済研究所東京分室、公立鳥取環境大学経営学部を経て現職。消費者教育を中心に、全国各地で講演活動を行う。教育テレビ番組「豊かさのものさし」の制作にも携わり、テレビ、ラジオ出演も。環境、経済絵本、児童書の執筆多数

坂本 綾子
日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定CFP、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
1988年より、女性誌、マネー誌にて、お金の記事を執筆。取材した人の数は1000人以上。
2008年より、情報サイト「オールアバウト」マネーガイドとして、預・貯金、銀行・郵便局などの取材記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

出典 Amazon