仕事もプライベートも充実させるには、今後のスケジュール表をつくってみましょう。
ただ、スケジュールをたてて、空き時間をつくることが大事になります。
スケジュールづくりのポイントを紹介します。
毎日が楽しくなるスケジュールづくり
約束事や仕事のことなどスケジュール帳にメモにしている人は多いと思います。
仕事が多忙でスケジュールを見ただけで気が重くなると思っている人に、特に試してもらいたいスケジュールの立て方があります。
自分がやりたいことを整理して、本心から実行したいと願うスケジュールをたて、わかりやすく表にしてみましょう。
ただし、「よし!」と気合を入れて、びっしりと予定を入れないこと。
30分刻みで書き込んだりすると、充実した毎日になりそうですが、自分自身を縛るはめになってしまします。
予定を組んだものの、予定をこなせないと、充実感どころか自分自身のへの失望、自信の喪失になってしまうおそれがあります。
重要なことは、スケジュール表に空白の時間帯を残しておくことです。
趣味や勉強、家族そろっての外出など、以前からやりたかったことがあれば、スケジュールに入れます。
家族の絆を取り戻した30代後半、会社員Aさんの例
Aさんは、依然は口ぐせのように「忙しくて時間がない」といっていたそうです。
妻や学生時代の友人に誘われても、決まって「時間がない」と繰り返していました。
ある日曜日、妻が以前のように外出をせがまなくなったことに気がつきました。
妻は娘とショッピングに出かけるとのことです。
Aさんは「ひとりでゆっくりできる」と喜んでいたものの、次第に「久しぶりにいっしょに出かけるのも良かったか・・・」と思いはじめ、「そういえば、誘いの声もかからなかったな」と気づいたのです。
そして、妻と娘は楽しそうな様子で帰ってきました。
Aさんは自分がいなくても、ふたりは楽しいのだとショックを受けました。
妻に聞いてみると「どうせ断られるから誘わなかった」という答えが返ってきました。
見切りをつけられたように感じたAさんは、月に1度は週末に家族と遊びに行く予定を入れることに決めました。
仕事の予定がおよそたったところで、いつなら大丈夫か考え、スケジュールをたてて家族に伝えました。
妻は半信半疑だったそうですが、Aさんが約束を守ってくれたことで信頼し家族そろっての予定をたてるようになりました。
Aさんは、あらかじめ余裕をもって計画しておけば、時間がとれることに気がつくことができました。
家族との時間以外にも、趣味の時間や友人と過ごす時間をつくれるようになりました。
時間に追われる毎日は、精神的なゆとりを奪ってしまいます。
無理なく実行できるスケジュールをたてて、大切にしたいプライベートの予定はあらかじめ組み込んでおきましょう。
仕事だけでなくプライベートを充実することで、毎日が楽しくなります。
やりたいことが絞りこめないときは
これからスケジュールを作成しようと考えていると、あれもこれもと頭に思い浮かんでくる場合があります。
そんなときは、優先順位を考えて、もっともやりたいことと、大切なことからスケジュールに組み込んでいくと思いますが、迷いもでてくるでしょう。
迷っていることで、決断力がない、やりたいことなんて本当はなかったんだと考える必要はありません。
最初からうまく予定をたてて、やりたいことをできるのなら誰も苦労はしません。
とりあえず「行動」してみる
迷ったときは、とりあえずどれかに決めて動き始めることです。
やりたいことをして輝いている人は、とりあえず行動してみることを実践していると聞きます。
結局は、やってみないとわからないです。
やってみて、合わなかったり、上手くいかなかったりすることも当然あります。
これは失敗ではなく、自分には合わなかったやうまくいかないことがわかったのです。
決して失敗ではありません、次どうするかが大事です。
別のことをしたり、違う方法で試したりすることで、やりたいことができる、なりたい自分に近づくことができます。
楽しむことを忘れないように、行動することがポイントです。
やりたいことがないというあなたに
やりたいことがないことはダメではありません。
今はその時期ではないというだけです。
ただ、何もしないのも心がモヤモヤします。
モヤモヤした心をスッキリする方法が片付けや掃除をすることです。
やりたいことが特にない人もやってほしいことです。
普段掃除できていない部屋の窓や台所などの掃除や、押し入れにあるものの整理などがおすすめです。
ただし、作業を1日かかっても終わらない設定してしまうと、スッキリするどころか負担になってしまいます。
時間は30分~2時間程度で終わる作業が適しているといわれています。
掃除や片づけは心を無にして取り組むことができて、作業をする前とした後で違いも確認できますので、やり終えた達成感を味わえます。
これは、スッキリするためにすることなので、家のものすべて片づけるや掃除するのではなく、場所を区切る、何回かに分けるなど工夫するのがポイントです。
家をキレイにできて、心もスッキリできますので、よかったら試してみてはいかがでしょうか。
参考文献
「楽しそうに生きている人の習慣術」河出書房新社