第4回 人間関係とストレスに負けない方法

コラム

第4回人間関係とストレスに負けない方法は、プレッシャーに負けないです。
ストレスといえば、何らかのプレッシャーがかかるときだと思います。
プレッシャーは不安になるときやチャンスのときにもストレスとして私たちに影響を及ぼします。
プレッシャーに負けないようにするには、どのようなことをすればいいのでしょうか。

プレッシャーに負けない

仕事で大きなプレッシャーにさらされることが、新たな気づきにつながることがあります。
たとえば、仕事で昇進して責任の重いポストについたときに経験することがあります。
昇進したはいいものの、管理職の責務に苦しんだり、やがて同僚に先を越されることになったりすると、自分の限界を思い知らされ、劣等感にさいなまれます。
こうしたことがきっかけになり、仕事について悩み考えるようになります。
「何も考えずにひたすら働いてきたが、本当にこれでよかったのか」「このまま仕事をやっていけるのだろうか」といった悩みや疑問が出て、人生の不安、疲れ、あせりなどが一気に押し寄せてきます。
さらに、頭痛や不眠症などのストレスからくる症状があらわれることもあります。

危機的な状況になっていますが、この気づきがなければ、過労死や自殺の道へ行ってしまったかもしれません。

大きなプレッシャーは、人生の転機にもつながっています。
渦中にいるときは、苦しさばかりに気持ちがいきますが、新たな生き方を考えるきっかけになります。

大きなプレッシャーに不安でたまらないときは

何かにプレッシャーを感じたときは、プラスの力にできる方法を知っておくと便利です。
不安なときは心を整理してみましょう。
胸中にあったものを言葉にしてだしてみると、自分が置かれている状況や不安に思う理由などがだんだんわかってきて、どう対処したらいいのかみえてきます。
漠然としたつかみどころのなかったイライラや不安が、徐々に整理されていく感じです。

精神科の治療でも、不安を言葉にして話すという方法は用いられています。
「内観法」とよばれ、効果がある方法です。

「プレッシャーに負けない」「不安なんてない」と意気込みがちな人は、自分の心にある感情を大切にしていったんは認め、心を整理してみましょう。

嫌なことから先に片づける

嫌なことを後回しにしていませんか?
すべきことをしないと、人はプレッシャーを感じます。
嫌なことであればあるほどプレッシャーを強く感じます。
たとえば、仕事で失敗した報告をしないといけない、クレームの処理をしないといけないなど進んでしたいことではありません。
しかし、先に延ばしてもやらないといけないことは変わりません。
むしろ、時間の経過によって、状況がどんどん悪くなることが考えられます。
そして、状況の悪化だけでなく、精神状態も悪化していきます。

だからこそ、気が重たくなることは優先して取り組んで終わらすことで、嫌な気持ちをずっともっていなくてすみます。

「嫌なことほど、すぐ片づける」ことを意識して取り組むことで、はやく気をラクにできます。

参考文献
「楽しそうに生きている人の習慣術」河出書房新社