第3回 人間関係とストレスに負けない方法

コラム

今回の人間関係とストレスに負けない方法はストレスで疲れたあなたにおすすめです。
あなたはストレスがたまったときはどうしていますか?
ストレスで困っているけど、どうしたらいいのかでお悩み人へ、いくつか紹介します。

弱った心が元気になる方法

心をスッキリや癒してくれる方法

  • 太陽の光をあびる
  • 動物や植物と遊ぶ
  • 腹式呼吸
  • ぬるめのお風呂に入る

紹介する方法については、人によっては合う合わないがあります。
実践したら必ずストレスが解消するものではありませんのでご注意をお願いします。
また、持病などある場合はかかりつけの医師に相談してから実践をお願いします。

太陽の恵みをもらう

太陽の明るい光は気分を明るくします。
曇りが続いたり梅雨の時期は、なんとなく憂うつな気分になる人も多いと思います。
実際に日照時間が少ないと、うつ状態になりやすくなるそうです。
また、冬になり室内で過ごし日光をあびないでいると、体がだるくて何もやる気が起きない現象、うつ状態になることもあるそうです。

うつ病の患者さんに日光浴と同じはたらきをする光を照射して治療する方法があります。
このことから、太陽に光をあびることが、人間にとって大事なことであるかわかります。

心が晴れないときは、外に出て散歩してみましょう。
仕事で忙しくて時間がない場合でも、太陽の光をあびる時間を少しとれないでしょうか。
ずっと仕事ばかりでは、仕事の効率はあがりません。
仕事を頑張るためにも、休憩などリフレッシュする時間は大切です。

健康でないと良い仕事はできませんので、忙しい人も外に出て太陽の光をあびてみませんか。

ペットや植物と遊ぶ

人間関係に疲れ、気持ちがふさいだときには、動物や植物にふれあってみてはいかがでしょうか。

動物と触れ合う「アニマルセラピー」という言葉もある通り癒しの効果があります。
動物と触れ合うと血圧や脈拍数が安定することがわかっています。
「セラピー犬」とよばれる犬たちが介護施設を訪れて、利用者たちの穏やかな笑みを誘っています。

動物好きならペットを飼うことがひとつの方法です。
ただし、動物を飼うとなると、自分のライフスタイルや性格に合うかどうかをきっちり考える必要があります。

動物は苦手で・・・という人は植物はどうでしょうか。
植物を育てるのも気持ちを癒される方法のひとつです。
育てている植物の花が咲くところを見ると、うれしくて気分が良くなるそうです。

動物や植物と遊ぶことによって、普段の人間関係から一時的に離れることができます。
動物や植物と遊んで気持ちをリフレッシュしてみませんか。

腹式呼吸

日常生活で、自分の呼吸を意識することはほとんどないと思います。
私たちは知らず知らずのうちにため息をつき、ストレスに対処しようとしていることもあります。
ため息は、周りの人からすると不快な気持ちになります。
無意識とはいえ、人間関係に影響が出る可能性があります。

ストレスがたまってきたと思ったら、意識的に腹式呼吸の習慣を身につけることをおすすめします。
なかでも、丹田呼吸法がおすすめです。
丹田呼吸法とは、気功のひとつです。
下腹部の丹田に自然に力が入るので、そのあたりの自律神経が刺激され、内臓の機能を活発化させる効用があるとされています。

丹田呼吸法

①あぐらをかく
 背筋を伸ばし肩の力を抜く
 両手は太ももに軽く置く

②へそ下7~10㎝あたりにある「丹田」を意識し、口からゆっくりと息を吐ききる

③背筋が伸びあがるようにして鼻からゆっくり息を吸い込む

④みぞおちをゆるめるようにして口からゆっくり息を吐く

⑤この要領で③④を繰り返す
 最後に息を吐くときは、上半身を前に倒して息を吐ききるようにする

仕事中などあぐらをかけないときは、イスを使ってもできます。
イスに浅く座り、両足を肩幅に開いた姿勢で行うと、オフィスでもできます。

ぬるめのお風呂に入る

熱いお風呂が好きな人やシャワーですませているという人におすすめの方法です。
39度程度のぬるめのお湯に15分くらいつかると、神経の緊張がほぐれるといわれています。
お風呂は熱い方が気持ちいいと感じる人でも、42度を超えるような熱いお湯では、心血管系の緊張が高まりかえって神経も精神も緊張することになります。
特に、寝る前に入浴する場合は、寝つきが悪くなるので注意が必要です。

お風呂にお気に入りの入浴剤を入れて、香りを楽しむのも良い方法です。
さらに、好きな音楽をかけながら心をからっぽにして耳を傾けるのも良い気分転換になります。

「疲れているからお風呂に入らず寝る」のではなく、「疲れているからゆっくりお湯につかる」ことがストレスをためない、疲れをとる方法です。

次回の人間関係とストレスに負けない方法は、プレッシャーに負けないです。

参考文献
「楽しそうに生きている人の習慣術」河出書房新社