今回の人間関係とストレスに負けない方法はストレスとの付き合い方についてです。
うまくストレスに対処できれば、体調も良くなります。
楽しく生きるのは体調が優れないとできません。
うまくストレスと付き合う方法について紹介します。
ストレスとうまく付き合う
「どうもやる気が起きない」「なんとなく調子が悪い」と感じるときは、誰にでもあることでしょう。
いつもと同じように過ごしているつもりなのに、なんとなく気分がさえない、モヤモヤする、そんなときはストレスの影響が考えられます。
リストラや家庭の崩壊、身近な人の死といった重大な局面でなくても、日々ストレスを受けます。
暑さや寒さなどの物理的なストレス、過労や病気といった生理的ストレス、人間関係や不満、失望、不安などから起こる社会的・心理的ストレスと生きていくなかで人間はさまざまな影響を受けています。
ストレスにあうと、大脳の視床下部で情報がキャッチされ、脳下垂体へのはたらきかけが起きます。
すると、脳下垂体前葉からホルモンが分泌され、これを受けて副腎皮質がアドレナリンとノンアドレナリンというホルモンを分泌します。
このふたつの副腎皮質ホルモンは、体が外界から受けた刺激に適応するための適応ホルモンです。
このホルモンが適量に分泌されればストレスによる歪みが正されるのですが、多すぎたり、少なすぎたりすると、ストレスによる病を引き起こすことになります。
体のだるさや、食欲不振、肩こり、下痢、便秘、動悸などは、ストレスに対処できずに体が発している警告である場合があります。
特に、まじめで責任感が強い人、自分の感情を抑えて過剰に周囲に合わせようとする人は、ストレスからくる病気になりやすいといわれています。
だからといって、ストレスを無視することはできません。
ストレスと上手に付き合うことが、ストレスの対処になります。
ストレスを対処するには、適度のストレスが効果的といわれています。
おかしなことを言っていると思われるかもしれませんが、適度なストレスは人間の耐性を強め学習をしていく仕組みになっています。
なかでも、何かを記憶したり集中するといったストレスは、抵抗力をつけ、やる気を起こさせることができます。
趣味やスポーツを適度にすることで、ストレス耐性が強くなり、心も体も元気にします。
あなたの周りにこんな人はいませんか?
いつも忙しそうにしているけど、趣味が多く新たなことに挑戦して楽しそうに生きている人。
このような人は、適度なストレスが「いいストレス」になって元気の源になっています。
誰もがストレスを受けて生活しています。
ストレスはストレスでも、適度なストレスは元気で楽しく生きるのに役立ちます。
ストレスはダメなものだと考えるのではなくて、上手にストレスと付き合っていってみてはいかがでしょうか。
次回の人間関係とストレスに負けない方法はストレスで疲れたあなたにおすすめです。
参考文献
「楽しそうに生きている人の習慣術」河出書房新社