
リフレーミングに関してよく言われている話しがあります。
あなたは水が半分入っているコップ見た時にどう思いますか?
「水が半分しか入っていない」と感じる方や「水が半分も入っている」と感じる方など、それぞれ感じ方はあります。
コップには水が半分という事実は変わっていないのに受け取る人によって感じ方が違うって不思議ですよね。
リフレーミングを上手く使えると同じ出来事でも、感じ方を変えることができて、ポジティブになる手助けをしてくれます。
リフレーミングとは
リフレーミングは心理学の世界や教育で使われていて、さらにビジネスでも有効であると言われています。
このリフレーミングとは、出来事の枠組みを変える能力です。
私たちはフレーム(枠組み)のようなものを通して物事を見て感じています。
このフレーム(枠組み)を変えることで別の見方ができて、意味合いが変えたりできます。
そして、意味が変わると反応や行動も変わってきます。
この別の角度から物事を見たり、捉え方を変えたりすることを「リフレーミング」と言います。
出来事をど捉えるかで意味は大きく変わる
出来事のフレーム(枠組み)を変える「リフレーミング」は、人生のあらゆる出来事には様々な意味があることを知らせてくれます。
リフレーミングはあなたに柔軟な思考や態度をもたらし、より広い自由と選択肢を与えてくれます。
私たちは、自分の育ってきた環境で物事を捉えています。
時には、その捉え方で苦しんでしまったり、悩んでしまったりすることも多々あるでしょう。
そんな時に、別のものの見方や考え方をすることで、今の自分が少しでも楽になれる方法がリフレーミングの考え方です。
例えば、「私はとても意地っ張りで融通の利かない人間なんです。」という風に自分のことをネガティブに捉えている人がいたとします。
このような人には「自分の意見をしっかり持っている人なんですね。」と言ってあげるとどうでしょう?
自分ではネガティブに感じていた部分が、見方によってはまったく違う意味合いになり、逆に良いことを言われた感じになって、考え方がポジティブな状態になったりします。
どんな状況においても捉え方一つで、その状況を変化させることが出来たりするのがリフレーミングの考え方です。
もしあなたが何らかの状況でネガティブな考えになった時に、少し見方を変えてみるということができれば、今の状態よりもきっと楽に捉えられるようになるはずです。
リフレーミング集

リフレーミングの例を上げてみました。
- 飽きっぽい ⇨好奇心旺盛
- 甘えん坊 ⇨人にかわいがられる
- 意志が弱い ⇨協調性がある
- えらそう ⇨自信がある
- おしゃべり ⇨社交的
- お人よし ⇨気が利く
- 気が弱い ⇨慎重
- 空気が読めない⇨マイペース
- 暗い ⇨落ち着いている
- こだわる ⇨徹底している
- 神経質 ⇨ていねい
- 優柔不断 ⇨物事をよく考える
まだまだリフレーミングできる言葉はたくさんあります。
自分でしっくりくる言葉を考えてみましょう。
まとめ
起こった事実について、変えることや無かったことにはできません。
しかし、起こったことの意味を変えることができます。
否定的なことから肯定的に変えることができるのがリフレーミングです。
起こったことは変えれないのなら、捉え方を変えてポジティブに生きた方が楽しいですよね。
このリフレーミングを参考にしていただければ幸いです。