もし、あと余命が半年と宣告されたら、あなたは納得がいく最期を迎えられますか?
人生の最期にどうありたいかについて考えることができるゲームに「もしバナゲーム」というのがあります。
「もしバナゲーム」って何?
人生の最後にどうありたいか?
多くの人が大切とわかっていながら、なんとなく避けて通っている話題です。
「もしバナゲーム」は、あなたと大切な誰かがそんな「もしものための話し合い(=もしバナ)」をする、きっかけを作るためのゲームです。
ゲームを通じて、人生において大切な「価値観」や、自分自身の「あり方」について様々な気づきを得ることができます。
仲良しの友達やご両親、兄弟姉妹と 誰もがいつかは直面する問題です。
元気なうちだから聞ける本音もあります。
「もしバナゲーム」は、もしもの際に自分にとって大切な「価値観」を考えるアイテムとして、米国発「GoWishGame]を基に日本語に翻訳されています。
さらにワークショップで使うために、「グル―プ」で使えるルールを新たに考案されました。
このルールを用いることで、「縁起でもない」話を「ゲーム感覚」で気軽に話し合うことができます。
たとえば、医療や介護の現場のスタッフ同士で行うことで、もしものことを”自分ゴト”として考えたり、現場で出会う患者や入居者それぞれが「大切にしていること」やその「変化」にも気づけるようになるかもしれません。
「もしバナゲーム」が世に浸透して、自分の価値観をカードで示して気軽に話し合える”もしバナネィテブ”がどんどん増えれば、人生の最終段階における「納得感」が変わると思います。
話しにくいことでも、カードゲームをしながらならできると思います。
「もしものための話し合い」をもじった「もしバナゲーム」は、36枚のカードで構成されています。カードには「余命半年と言われたとき」を想定して、大切にしたいことや嫌なこと、価値観などが書いてあります。
たとえば、身体の状況として「呼吸が苦しくない」「痛みがない」、最期の時間を迎えるにあたって「自分の身体がどう変わっていくかを知る」「お金の問題を整理しておく」など。自由に自分の希望を書くカードもあります。
36枚のカードを「とても重要」「ある程度、重要」「重要でない」の3種類に分類して、とても重要な5枚のカードについて、一緒にゲームを囲む人々に、理由を説明します。
それがあなたの大切なものとなります。
人生を納得いく最期を迎えるために「もしバナゲーム」はいかがでしょうか。
もしバナゲームについてはiACPのホームページをご覧ください。