失敗は本当に悪いこと?失敗から学ぶことの大切さ

コラム

私は失敗することはイヤです。できれば失敗しない人生を歩みたいです。
ですが、失敗せずに生きていくことは、ほぼ不可能だと思います。
失敗したときに大事なことは、失敗から何を反省して、学ぶかです。
失敗は落ち込むことだけでなく、反省して次にいかすことのできる良い機会であるということを紹介します。

失敗は成功へのチャンス

受験や就活、仕事などで失敗した経験はあると思います。おそらく、失敗したときはすごく落ち込んだのではないでしょうか。
私はすごく落ち込みます。
落ち込むことは悪いことではありませんが、大事なのは、失敗したことで自分を責めて、自分はダメな人間だと決めてしまわないことです。あと、どんなに悔やんでも失敗した結果を変えることはできません。
だからこそ、過去を悔やむより次をどうするのかが大事だと思いませんか。

失敗することで良いこともあります、決して悪いことばかりではありません。
失敗して良いことは、「反省」することができるです。
人間は失敗でもしないと、反省したり改善しようとは、なかなか思わない生き物だそうです。
うまくいっているときを想像してください。
うまくいっている中、自分を改めたり反省することは、なかなかなりませんよね。
失敗したときこそ、反省するチャンスなのです。

「これをこうしておけばよかった!」
「このように言うのではなくて、こう言えばよかった!」

次の改善を考えるきっかけになるのが、失敗したことによる反省のおかげです。
過去にとらわれずに、未来に目をむけることで、失敗したことがプラスになります。

中途半端にうまくいくと反省しない

ノートルダム大学のスザンナ・ナスコ氏は、大学生293名に、1カ月の期間をあけて2回の試験を受けさせる実験をしました。

この実験で、1回目の試験でさんざんな結果になった学生は、2回目の試験で好成績をとる傾向がありました。
この学生たちは、1回目の試験を反省して、2回目の試験に臨んだ結果です。
1回目の試験で中途半端に良い点をとった学生は、1回目がなんとかなった経験から試験に楽観的になりました。結果、2回目の試験ではひどい結果になったそうです。

実験結果から、反省して次をどうするか考えることの大事さと慢心することでひどい目にあうことがわかります。

失敗はチャンス

「失敗は成功の母」という言葉があります。失敗することは決して悪いことではありません。むしろ失敗によって成功することがあります。

失敗したときには、意気消沈したり、後悔したり、失望したりするでしょう。失敗を失敗と考えるのではなく、むしろ「チャンス」だと考えてください。次に成功することができれば、失敗したことは、自分にとって良い試練だったと思うことができるようになります。

まとめ

失敗を悔やんで落ち込むだけでなく反省して次につなげることが大事です。
失敗したときこそ「チャンス」です。

失敗→反省→改善→チャレンジ

失敗したときこそ、反省し改善し、より良い未来へ進むきっかけと考えることができるチャンスです。
失敗を糧に成功にしていきませんか。

参考文献
身近にあふれる「心理学」が3時間でわかる本 明日香出版社