高齢の親と離れて暮らしている人で、毎日の親の安否が気になる人が多いと思います。
たとえ、一緒に住んでいても、ずっと一緒にいるわけではないので気になる人もおられると思います。
自分が見ていないときに、ケガや病気になってしまったり、様子を見に行けない状況だと心配ですよね。
その時に利用してほしいのが、自治体や民間で提供している見守りサービスです。
サービスの内容は違う点はあるものの、共通して安否を確認してもらえます。
見守りサービスについて紹介します。
見守りが必要と感じたら地域包括支援センターに相談
地域包括支援センターは、民間の見守りサービスを検討する前に相談することがおすすめです。
地域包括支援センターとは、介護、医療、福祉など高齢者を支える相談窓口です。
地域包括支援センターの専門員、民生委員、地域のボランティアなどから定期的な訪問サービスを民間より安く受けられる場合があります。
一度、見守りが必要な高齢者が住んでいる地域包括支援センターにご相談ください。
見守りサービスをしている企業例
郵便局のサービス

こちらは日本郵便株式会社が提供しているサービスです。
「みまもり訪問サービス」郵便局の局員さんが月1回お家へ訪問して報告してくれます。
「みまもりでんわサービス」自動音声の電話で毎日確認してメールで報告してくれます。
オプションで「駆けつけサービス」をつけれます。
警備会社のサービス

民間の警備会社の見守りサービスです。
HOME ALSOKみまもりサポートは24時間相談できます。
ボタン一つで駆けつけてくれます。


セコムも有名な警備会社です。
安否見守り・救急通報・電話健康相談離れて住んでいる両親もこれで安心です。
宅配のサービス


コープ・生協の宅配サービスです。
利用する地域でサービスが異なりますので、ご確認ください。
見守りサービスではないのですが、食事宅配サービスについて僕が書いた記事がありますので、よかったら参考にしてください。
機器を使ったサービス

センサーを使って見守るサービスです。
カメラなしなので親のプライバシーに配慮できます。
スマホに連絡が来るので、外出してても確認できます。
見守りの種類
見守りの種類は大きく2つに分けられます。
・自宅に訪問して確認するサービス
・センサー、カメラ、GPSの機器を使って確認するサービス
自宅に訪問して確認するサービス
自宅に訪問して会って話して困ったことなど相談できるサービスです。相談員は訪問して異変がないかも確認します。
センサー、カメラ、GPSの機器を使って確認するサービス
センサーは生活のリズムを確認できます。
様々なところに設置できて行動パターンに合わせて利用されています。
カメラは映像で室内を確認できて、異変に気付くことができます。
GPSは外出時に居場所がわかり、発見するのに使います。
利用する場合は、家族の環境を考えて導入することをおすすめします。
サービスを利用する、機器を設置するにもお金が必要です。
これらを含めてご検討ください。
迷ったり、わからないことがあれば、地域包括支援センターに相談してくださいね。
まとめ
「見守り」するサービスについて紹介しました。
これはあくまで一例なので、家族に合った「見守りサービス」を利用してくださいね。
今や高齢者の課題は個人の問題でなく社会全体で取り組む課題です。
この課題に自治体や民間の企業も取り組んでいます。
大切な家族と自分の生活とがうまく成り立つように「見守りサービス」の利用を検討して万が一に備えておきましょう。