僕は「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」を読みました。
本を読んでいて、なるほどなーと思うところもありましたし、なんかよくわからないなというところもありました。
アドラーをわかったつもりでいる、間違って理解しているかもという感じが正直あります。
実際に著者に寄せられた反響によると、アドラーの思想が誤解されている節が多々あったそうです。
「アドラーをじっくり読む」でアドラー心理学の振り返りをしてみました。
正しくアドラー心理学を理解するための3つの方法
アドラー心理学を正しく理解する方法
- 対話形式
- 悩み相談
- アドラーの原著に立ち還る
1.対話形式
「嫌われる勇気」や「幸せになる勇気」のような、対話形式になっている本を読んで学ぶ方法です。
一方的に話を聞くのではなく、問答することが、真理に到達するために必要であると述べられています。
アドラー心理学は、お互いに確認しながら語り合うことが、正し理解に繋がると僕は感じました。
2.悩み相談
悩み相談の形式になっている本よ読んで学ぶ方法です。
悩み相談の実例を読めば、アドラー心理学の実践的に理解する助けになります。
答えを覚えるのではなく、原則、原理を事例を通じて理解することが大切とあります。
アドラー心理学は悩み相談から実践的に学び、理解へ繋がっていく、時間をかけて日々の積み重ねが大事なんですね。
3.アドラーの原著に立ち還る
アドラーの原著に立ち還るについては、確かにその通りだと思います。
この「アドラーをじっくり読む」のメインテーマです。
アドラー原著を紹介と解説が内容になっています。
理解するには必要だと分かっていても、アドラーの原著を読むのはハードルが高いですね。
まずは、「アドラーをじっくり読む」を読んでからですね。
共同体感覚
共同体感覚が僕の中では、よく分からないです。
「共感」が「共同体感覚」の基礎であり、もしたった一人で生きているのなら、言葉も論理もいらない。他者を理解し、意思疎通できるために共感で意味づけを超えていかなければならないと書いています。
さらに、「共同体」には、自分が属する家族、学校、職場、社会、国家、人類というすべてであり、過去、現在、未来のすべての人類、さらには生きているものも生きていないものも含めたこの宇宙の全体をさしているのが「共同体」とのことです。
共感に関しては、相手に関心を持ち寄り添うことで、意思疎通を行うことなんかなっと思いますが、共同体の考えがいまいちよくわかりません。
じっくり勉強する必要があります。
原因論と目的論
「原因論」は、人が何かをしたとき、その行動を後押しするような原因があると考えます。問題行動や症状についても、過去の出来事や、人が目下置かれている状況が原因となって起こると考えることです。
「目的論」は、何かをする、あるいは、しないという目的を立て、その目的達を成するために何かをしたり、しないを見ることです。
アドラーは「目的論」を採っています。
目的論はこれからどうするの話です。
相談を聞くときは、原因を探るのではなく、これからどうするを聞いていく方が、未来は明るいものにできるかもしれないですね。
まとめ
「アドラーをじっくり読む」は「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」を読んだ後に読むことをおすすめします。
そこまでアドラーはという人は「嫌われる勇気」と「幸せになる勇気」を読んでおけば十分な気がしますが、アドラーを深く学びたい人は、原著を紹介、解説してある「アドラーをじっくり読む」は一読しておいて損はないです。
僕にはアドラー心理学を理解するには、もっと時間が必要なのと勉強が必要だと感じました。
「アドラーをじっくり読む」
【内容について】
ミリオンセラー『嫌われる勇気』のヒットを受けて、アドラー心理学の関連書が矢継ぎ早に出版されました。
しかもビジネス、教育・育児など分野は多岐にわたっています。
だが、一連の本の内容や、著者に直接寄せられた反響を見ると、誤解されている節が多々あるといいます。
そこで『アドラーをじっくり読む』は、アドラー自身の原著に立ち返り、その内容をダイジェストで紹介しながら、深い理解をめざしています。
アドラーの著作を多数翻訳した著者ならではの、完全アドラー読書案内。
【著者について】
岸見一郎 1956年、京都生まれ。
哲学者、日本アドラー心理学会認定カウンセラー・顧問。
京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学(西洋古代哲学史専攻)。
専門の哲学と並行して、1989年からアドラー心理学を研究、精力的に執筆・講演活動中。
主著に『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』(ともに共著)、『困った時のアドラー心理学』『人生を変える勇気』など多数。