もし、人に優しくされたり助けてもらったらどう思いますか?
きっと、その人に感謝の気持ちを持つのではないでしょうか。また、どこかで受けた恩を返そうとも思うかもしれません。
これは「返報性の原理」といいます。
お金持ちがお金持ちになる理由
仕事で成功するためには、できるだけ多くの味方を増やしていくことが大切です。味方が増えれば増えるほど、仕事がしやすくなるのは想像できると思います。
日本の億万長者にアンケート調査をしたデータがあります。
高額の税金を納めた高額納税者にアンケートを配布して、回答のあった約1000名のデータをまとめてあります。
このアンケートで、「あなたは何人に応援されていると感じるか?」という質問があります。
年収1000万円未満では、100人以上に応援されていると答えた人が1%であったのに、年収3000万円以上になると、100人以上と答えた人が20%もいたそうです。
お金持ちは、多くの人に応援してもらえてる傾向があるといえそうです。
ギブギブギブが返報性の原理を生む
どのようにして味方、応援してしてくれる人を増やすことができるのかですが、「ギブギブギブ」です。
「ギブアンドテイク」という言葉がありますが、「テイク」を意識せずに、とにかく「ギブ」することです。
自分が損するようなことをすればするほど、相手ほうも「そのうち自分も何かお返しをしなくては」という気持ちになっていきます。
これを「返報性の原理」と心理学でいわれています。
人に親切にしていれば、相手からも好意が返ってきます。長い目で考えると親切をした行為が損をすることはありません。ただし、親切にする人を見誤ると痛い目にあうので注意が必要です。
人のために動けるような人が成功できる理由が返報性の原理から説明できます。
まとめ
お金持ちや成功するためには、自分の味方(ファン)が必要。
味方(ファン)を作るには「ギブギブギブ」精神で、とりあえず見返りを求めない。
参考文献
普通の人がこうして億万長者になった 講談社
身近にあふれる「心理学」が3時間でわかる本 明日香出版社