あなたはウソをつくのが上手いですか?
私はヘタクソです。
すぐウソだとばれちゃいます。
「目は口ほど物を言う」という言葉があります。
目の動きで相手の心情がわかる方法があります。
アイアクセシングキューと言われています。
注意として、全ての人にあてはまるものではないので参考程度にしてくださいね。
アイアクセシングキューとは
アイアクセシングキューとは、脳が五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)にアクセスする際の目の動きのことを言います。
これを利用し目の動き方を見ることで、その人がどの情報にアクセスしているのか読み取ることができるのです。
相手の考えていることをなんとなくつかむことで、コミュニケーションに活かすことができます。
心を読む目の動き
目の動きのパターンを6種類ありますので紹介します。
①左上を見ていたら
過去の視覚イメージを考えている状態
相手が左上を見ているときはあなたから見て右上になるので、時計でいうと1時~2時の方向です。このとき、相手は記憶された視覚イメージにアクセスしています。
たとえば、旅行の感想を聞くとき、相手は過去の風景の記憶を呼び起こそうとするため、視線が左上になります。
「今までの旅行でどこが良かった?」
このように昔のことを聞いてみると、左上を見る目の動きになりそうですね。
②右上を見ていたら
未来の視覚イメージを考えている状態
相手が右上を見ているときはあなたから見て左上になるので、時計でいうと10時~11時の方向です。
これは未来の視覚情報へアクセスするときに起こる目線の動きです。
架空の想像をするときにも、自分の中で確立していない情報を見ることになるため、視線が右上になります。
目が右上をみていたらがウソを言っている可能性がある動きです。
「昨日、何してたの?」とか「あの子は誰?」と聞いたときに右上見ていると、何か隠していることがあるかもしれません。
ただ、ウソであると決めつけないでくださいね。
かもしれないということで参考程度にしておいてください。
③真左を見ていたら
過去の音声イメージを考えている状態
相手が左を見ているときはあなたから見て右になるので、時計でいうと3時の方向です。これは過去の聴覚イメージにアクセスしています。
過去の出来事の中で聞こえていた音や、誰かと交わした会話を思い出そうとしているのです。
過去に聴いた音楽を思い出そうとするときも、視線が左側に動く傾向にあります。
④真右を見ていたら
未来の視覚イメージを考えている状態
相手が右を見ているときはあなたから見て左になるので、時計でいうと9時の方向です。これは未来の聴覚情報を想像しているときに起こります。
聞いたことがない音をイメージすることになるので、たとえば誰かが歌っているところを想像するときにもこのような目線の動きになるでしょう。
これから行われるであろう発言を予想するときも、目線が右側にいきます。
⑤左下を見ていたら
内向的な思考の状態
相手が左下を見ているときはあなたから見て右下になるので、時計でいうと4時~5時の方向です。
これは内的対話をしている状態で、「わたしはこの仕事に合っているのだろうか・・・」などと自問自答しているときの目線です。
また、独り言がある場合もあります。
内的対話では過去の経験に基づいて考えることになるので、過去の感情を呼び起こしていることが多いです。
⑥右下を見ていたら
体感刺激を考えている状態
相手が右下を見ているときはあなたから見て左下になるので、時計でいうと7時~8時の方向です。
右側を見るときには未来について考えている傾向にありましたが、右下だけは異なり、この瞬間の体の感覚にアクセスしている傾向にあります。
過去の感情や実体験を思い出すときにも右下を見ることがあるでしょう。
「まばたき」は心を映す鏡
ウソをつくと「まばたき」の回数が多くなるといわれています。
ボストン・カレッジの神経心理学教授ジョー・テッセ博士が、「ニューズウィーク」誌(1996年10月21日号)でこんな調査結果を報告しています。
テッセ教授は、2人の大統領候補、ボブ・ドールとビル・クリントンが選挙期間中におこなった討論を見て、まばたきの回数を数えました。
ちなみに、一般的な人間の平均まばたき回数は1分間に30~50回です。
数えた結果、ドール候補はなんと平均147回、つまり1秒に3回まばたきしていたのでした。
一番まばたきが多かったのは、1分間に163回で、「4年前に比べてこの国は豊かになったか」という質問のときでした。
この質問が一番聞かれたくないとわかりますね。
一方、クリントン候補のほうは、平均99回でした。
これでも通常の2倍です。
一番まばたきが多かった質問は、「10代の青少年の薬物使用の増加についてどう思うか?」で、1分間に117回でした。
テッセ教授は、それ以前の大統領選挙も調査していて、そこから討論中のまばたきの多かった候補者はことごとく落選していることも指摘しています。
それが、「弱さ」や「不信」につながったと考えられます。
もし、答えに困る質問をされたときは、目を見開いて、まばたきを我慢すれば、あなたのウソはバレずにすむかもしれませんね。
ちなみに、女性は本能的にこの原理を知っているといわれていて、ウソをつくときはまばたきをしないといわれています。
女性がウソをつくのがうまいのと、見破るのもうまいのも納得な気がします。
まとめ
目の動きだけで相手の状況が分かることがあるんです。
また、まばたきからも心情を読み解くこともできるんですね。
アイアクセシングキュー、私は当たっていますね。
ウソつくとき右上見ているんですよ。
アイアクセシングキューは、すべての人が当てはまるのではないので参考程度にしてくださいね。
ちなみに、利き手が左利きの場合は目の動きが逆になるといわれています。
アイアクセシングキューを上手く活用して、相手がどの状態であるか探ってみましょう。
参考文献
「一瞬で人を操る心理法則」