エンディングノートの書き方や内容の項目のおすすめ

endingnoteキャリア

2009年に「終活」と言う言葉が注目されて現在もブームです。
終活で活用できるエンディングノートがとっても便利です。
しかし書き方がどうしたらよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
エンディングノートの書き方について、書く項目やエンディングノートの意味も含めて紹介します。

エンディングノートとは

エンディングノートとは、自分の最後へ向けたメッセージなどを書き残すためのノートです。
そもそもエンディングノートには決まった様式はありません。
自由に自分の気持ちを書くことがエンディングノートです。

エンディングノートと遺言書・遺書の違い

エンディングノートと同じく最後に残す言葉を書類にしておく遺言書や遺書があります。エンディングノートは遺書や遺言書とは何が違うのでしょうか。

エンディングノートは人生の記録を書き残すことを言います。
エンディングノートは死の間際にして書くものではなく、これまでの人生の記録として、家族への感謝などを書きます。
そして、エンディングノートには法的拘束力はありません。

遺言書は自分が亡くなった後の財産について記載した書面で、法律で定められた書き方で残すのが一般的です。
また、法的拘束力があります。

遺書は財産などは書かないことが多いです。
死を目前にして自分の最後の気持ちを記すものです。

エンディングノートに書いておきたいこと

エンディングノートを書く場合、何をどのように書けば良いでしょうか。
自由と言われても、いざ書き始めると何から書いていけば良いのか迷ってしまいますね。

エンディングノートに必ず書かなければいけないことや、書き方の形式が決まっているものではありません。書き方や、書く内容が自由なのがエンディングノートです。

完全に自由というと逆に書きにくかったりしますよね。
一般的に書くことの多いことを紹介します。

エンディングノートには、人生の記録として自分に関することを書いていきます。
自分のことや資産に関すること、死後の葬儀の希望や家族へのメッセージなども書いていくとエンディングノートができます。

自分に関すること

最初に自分に関することを書きます。
これまでの人生を振り返って、どのような出来事があってその時どのような気持ちだったのか思い出を書いてみましょう。
これまでの人生を見つめ直すことで、やり残したことがあればこれからの目標ができるきっかけができます。

具体的な内容

  • 生年月日
  • 本籍地
  • 簡単な家系図
  • 趣味や好きなこと
  • これまでの思い出
  • 親族や親しい友人の連絡先

家族でも自分のことについてすべてを知っているわけではありません。
知っているから必要ないと思わずに書いてみましょう。
家族にとっては必要であったり、ありがたい情報です。

医療や介護

多くの人が病院で死を迎えます。
病気にもよりますが末期の状態になったとき、どの程度まで延命治療をするのかなどの希望を書いておけば、家族の負担は減ります。

また、認知症などになってしまうと、正しい判断ができなくなってしまう可能性もあります。
希望する治療や、延命治療をするのかしないのか、希望する施設なども書いておくと家族はどうしたらよいかの判断がしやすくなります。

病気などで本人がどうしたいか答えられなくなる前に希望を残しておくと、家族も本人の意思を尊重してもらえますし、家族の負担を減らすこともできます。

資産

預貯金の通帳や保険証書など資産に関することも書いておきましょう。
銀行預金や株などの金融資産は、家族であっても全てを把握するのは難しいです。
一覧にしてきちんとまとめておくと家族が助かります。
一覧にして残していないと、家族も知らない口座があり、相続手続きがなされないまま銀行の休眠口座になってしまっている場合があります。
また、金や骨董品などもまとめておくと良いでしょう。

財産について、遺言書を作成している場合は、遺言書の保管場所も書いておくと良いでしょう。

資産についてまとめておくと相続の際に役に立ちます。
通帳など現物が確認できれば探せば見つかるかもしれませんが、インターネットバンキングの口座など書いて残していないとわからないものもありますので、エンディングノートに書いておきましょう。

葬式やお墓

エンディングノートに書いてないと、家族がどうするか決めます。
ですが、家族が自分の思うような形にしてくれるとは限りません。
どのような葬儀をしてほしいかをエンディングノートに書いておくと、希望通りになると共に家族の負担も減ります。

死亡したら家族が決めること多いんですよ。
葬式の形式、宗派、親族や知人などに連絡・・・細々したことがたくさんあります。
あらかじめ自分で決められることは決めて書いておきましょう。

相続、遺品の取り扱い

家族が問題なく相続出来るように、誰に何を残すのかを書いておきましょう。
また、それぞれの保管場所を一緒に書いておくことで、相続しやすくなります。

遺品も残してほしいものは書いておきましょう。
遺品の中には価値のないものや貰っても困るものもあるでしょう。
そういったものの処分方法などを書いておけば家族も助かります。

もしペットを飼っている場合は、誰に引き取ってもらうかも決めておきましょう。
好きな食べ物や散歩の仕方などの情報を記しておけば、引き取った人も助かります。

遺品の取り扱いで悩む人は多いです。
どうするかを書いてあると、スムーズに遺品の整理ができます。

家族メッセージ

家族や友人などに伝えたい感謝の気持ちや、思い出など書いておきます。
いっしょに過ごせて幸せだったことや楽しかったことなどを書いてみましょう。
硬い文章で書くより語りかけるような普段通りの言葉遣いで書くようにするとより気持ちが伝わりやすいです。

普段から口に出して、伝えられているといいのですが、エンディングノートに書いて形にして残しておくのもいいですね。
エンディングノートを貰って、あなた向けメッセージがあると嬉しいですよね。

エンディングノートを書くことでの注意事項

エンディングノートは、書いておくことで自分の気持ちや希望を家族に伝えることが出来きて便利ですが、書く場合には注意点もあります。

分からない項目は無理に書かなくてもいいですよ

エンディングノートに書いておく内容を紹介しましたが、あくまで一般的に書いておくことの多い内容です。
エンディングノートは、分からない項目や書きたくない項目があれば無理に書く必要はありません。
書かないことで悩むより、書けることをどんどん書いていきましょう。
今は書かなくても時間が経過すれば書けるようになることもあります。
書けるときに書ける項目を書いていけば、エンディングノートはしっかりできます。

思っていることを書き何度も見返そう

エンディングノートはいつでも書き直しや作り直しが自由にできます。
思っていることを素直に書いておくことが大切です。
なんか人に見られることを意識して、変に良く書いたりするのはやめましょう。
大切なことがあります。
書きっぱなしにするのではなく、何度も見返すことです。
定期的に見返すことによって、考えが変わっている場合に修正することができます。

保管場所に注意です

エンディングノートで気をつけたいのは保管場所です。
個人情報が書いてあるので、誰にでも見られるような場所はあまり良くないのです。
と言っても、分かりにくい場所に保管してしまい、死後に見つけられないようでは意味がありません。
葬儀などが終わった後に、エンディングノートを見つけてしまい、希望とは違う葬式をしてしまったなんてこともあり得ます。

そうならないためにも、エンディングノートを書いていることと、保管場所を家族に伝えておくことも忘れずにしておきたいです。

市販されているエンディングノートでおすすめ

コクヨ エンディングノート もしもの時に役立つノートがおすすめです。

エンディングノートに書いておきたい項目があります。
自分のこと、資産、気になること、家族・親族、友人・知人、医療・介護、葬儀・お墓についてわかりやすくまとめることができます。

さらに、コクヨ エンディングノートにはその他に
CD-Rや音楽CDを保管できるディスクケースやポケット部にはお気に入りの写真も収容できます。
文章だけでなく写真やCDの形でもエンディングノートに保管できます。

自分史年表+エンディングノート 令和版もおすすめです。

自分の人生の記録と、これからの計画を1冊にまとめられます。
「自分史年表付き」のエンディングノートです。世の中の出来事や流行など、時代の移り変わりがわかる年表付きで、昔を懐かしみながら人生を振り返ることができます。
さらに自分史の作成・将来の人生設計に活用できる100年カレンダーも付属しています。
必要な項目もしっかりありますので、過去・現在・未来をトータルで考えたいという方におすすめできる内容です。
やり残したことを発見するためにも使えるエンディングノートです。

エンディングノートを含め終活を勉強するついでに資格も取ってみよう

エンディングノートの勉強したいって思ったら、資格の勉強がおすすめです。
「終活」について勉強すれば、エンディングノートも正しく理解できます。

まとめ

エンディングノートを書くことによって、

  • 自分のこれまでの人生を振り返ることができます
  • 亡くなった後の希望や要望を伝えることができます
  • 残りの人生のあり方を考えるきっかけになります

エンディングノートを書くことにより、「今まで」と「これから」を確認し、まとめることで、あなたの人生がよりよくなるためのきっかけになるでしょう。

エンディングノートの記事で「自分」について考えるきっかけになれば幸いです。