夢や目標があったのに「自分には無理だ」とあきらめてしまったことはないでしょうか。以前の私は億万長者になる!と大きすぎて漠然とした夢を叶えようとしていましたが、当然、叶っていません。今は地道にお金を稼いで増やしていくようにしています。
夢や目標を実現するにはコツがあります。
コツは「何とかなるかな」と思えるようにすることです。
目標が大きすぎるとやる気が出ない
「少年よ、大志を抱け」という有名な名言があります。クラーク博士の名言で、大きな夢を持ち、大きな目標を持つということは、ステキで大切なことだと私は思います。
しかし、あまりにも大きすぎる目標は、やる気が出なくなってしまうことがあります。
「○○になりたいけど、私には無理だよなぁ」
「○○したいけど、私にはできないんどろうなぁ」
目標が大きすぎると、本当に実現可能なのか、何をしたらいいのかなど考えてしまい、怯んでしまったり、あきらめてしまいがちになってしまいます。
大きな目標を実現することは大変なことなのです。
目標は「手の届く目標」にする
まったく手に届きそうにない目標に対して、私たちは頑張るという意欲が出てきません。心の中で無理だと思ってしまうからですね。
では、どうすれば目標に向って頑張る意欲を手に入れるかというと、大きな目標を分割してしまうのです。一つ一つを「これなら達成できそうだ」という小さな目標をたてて、それをこなしていくうちに大きな目標に手が届くようになります。
コツとしては、小さな目標が達成できると、最終的には大きな目標に達成できるようにすることです。階段を一段一段上がって、頂上にゴールするようなイメージです。
小さな目標なら、やる気がでます!
なぜかというと、達成できることが大事です。たとえ小さくても成功体験が次に進む原動力になります。小さな目標ができたなら、次の目標も達成できる思いやる気が出ます。
目標はうまくコントロールしましょう
スタンフォード大学のアルバート・バンデューラ氏は、7歳から10歳までの子どもを集めて、算数の勉強をさせたときの話です。
このとき、ある子ども達には、「この258ページの問題集を終わらせよう!」と伝えました。また、別の子ども達には、「毎日少なくとも6ページはやろうね。そうすればだいたい40日くらいで終わるからね」と伝えました。
さて、この問題集を完全に終わらせることができた子ども達は、どのくらいだったでしょうか。
「258ページ終わらせよう」の大きな目標を与えたグループでは、完全に終わらせることができた子どもは55%でした。だいたい半分の子どもは、途中でやめてしまったことになります。
「毎日6ページはやろうね」の小さな目標に分割したグループでは、74%の子どもが終わらせることができたのです。
結果をみると、大きな目標に向うより小さな目標を分割して取り組んだ方が、最終的に目標を達成できるといえます。
大きな夢や目標を持ったときに、「ちょっと無理かも」と感じたときは、あきらめるのではなくて、その目標を小さくして分割してみてください。
きっとこれならなんとかなるかなって思えるように、夢や目標をうまくコントロールすることができれば、より夢や目標が具体的になり、夢や目標を実現できるでしょう。
まとめ
あまりにも大きすぎる夢や目標はやる気が出なくなります。
夢や目標を小さく分割することで、やることがより具体的になりやる気が出ます。
参考文献
身近にあふれる「心理学」が3時間でわかる本 明日香出版