あおり運転が社会問題になっています。
あなたは、あおり運転をされて怖い思いをしたことはありませんか?

僕は車を運転していて、車間をみっちり詰められた時は怖かったです。
実際のところ、なんと3人に1人があおり運転の被害を受けた経験があるそうです。
あおり被害 3人に1人 「抑止策必要」96.3%
出典 日本経済新聞 2019年12月6日
あおり運転に関して警察庁が10月、ドライバー2681人にアンケートを実施したところ、過去1年間にあおり被害を受けた経験があると答えたのは939人(約35%)に上った。
約3人に1人という高い割合となり、身近な脅威として横行している実態が浮かんだ。抑止のために何らかの方策が必要とした人は96.3%で、具体的な内容を複数回答で尋ねたところ、罰則の強化が最多の74.6%となった。
次いでドライブレコーダーの普及促進(60.9%)、積極的な違反取り締まり(43.8%)、あおり運転をしただけで免許取り消し(35.5%)が多かった。
被害経験のある939人の状況別では、後方からの著しい接近が81.8%。クラクションやハイビーム(20.4%)、幅寄せ(16.6%)、割り込み後に急ブレーキ(14.9%)、蛇行運転(10.5%)などが続いた。
過去1年間に受けた被害が1回と答えた351人のうち、271人が一般道路だったと回答。残りの80人は高速道路だった。
1年であおり被害を3回以上受けた人も401人いた。アンケートは各都道府県の運転免許試験場で実施。
免許更新の手続きをした18~90歳の男女から回答を得た。
日本経済新聞によると、あおり運転に抑止対策が必要と答えた人が多く、罰則の強化が必要と答えたのが最も多かったそうです。

僕も同じく、あおり運転には罰則の強化が必要だと考えています。
あおり運転は本当に危険な行為です。
あおり運転の結果、事故で亡くなっている方もいますので、罰則を強化してほしいです。
あおり運転の対策
実際にあおり運転にあったらどうすべきでしょうか。
まず、自分がいまどういう運転をしているのかを確認しましょう。
もし、高速道路で追い越し車線を走っていたら、周囲の安全を確認して走行車線に戻りましょう。
スピードを落とすことで、追い越して、通り過ぎてくれればいいのですが、しつこく追い回されるなど悪質な場合は、パーキングエリアやサービスエリアに入るなど、なるべく相手の車から離れることが大事です。
あおり運転の相手と直接コミュニケーションを取ろうとしてはいけません、車のドアを開けずに警察に通報しましょう。
相手が車から降りるように言ってきても、決して外に出ないようにしてください。
話し合いで解決できればいいのですが、そもそも話し合いで解決できるのなら、こんな状況になりません。
一般道なら、あおり運転の車から離れるか、安全に停車できる場所に停車しましょう。
それでも、しつこくまとわりついてくる場合は、警察に通報しましょう。
ドライブレコーダーも対策の一つです。
ドライブレコーダーは、直接あおり運転を防ぐものではありませんが、記録しているという抑止になります。
あおり運転の証拠や事故が起こった時の証拠にもなりますので車に設置をおすすめします。

あおり運転がないように、すべてのドライバーがまわりの車に思いやりをもって運転し、安全運転を心掛けてほしいですね。
罰則強化になる?改正道路交通法が成立
2020年6月2日に、改正道路交通法が国会で可決、成立しました。
これまで明確な定義がなかった「あおり運転」が規定され、最高で5年以下の懲役が科せられることとなる。
また、行政処分による免許取り消しの対象になります。
施行は2020年6月末からです。
あおり運転に5年以下の懲役 改正道交法が成立
出典 NHK 2020年6月2日
あおり運転に対して最高で5年以下の懲役を科すなど、罰則を強化した改正道路交通法が、2日の衆議院本会議で可決・成立しました。
2日に可決・成立した改正道路交通法では、これまで法的に定義されていなかった、あおり運転について、通行を妨害する目的で蛇行したり急ブレーキをかけたりする行為と規定し、こうした行為で危険を生じさせると最高で5年以下の懲役、または100万円以下の罰金を科すなどとしています。
さらに、あおり運転を行うと、行政処分による免許取り消しの対象になり、一定の期間免許を再取得できなくなります。
警察庁によりますと、車間距離を極端に詰めたなどとして検挙されたあおり運転は、去年、全国で1万5065件にのぼり、前の年を2000件余り上回りっています。
改正道路交通法には高齢ドライバー対策も盛り込まれています。
信号無視など、一定の違反歴がある75歳以上のドライバーに対して、免許の更新時に車を運転して技能を確認する検査を義務づけ、基準に達しない場合は更新を認めないことになりました。
今回の改正のうちあおり運転の厳罰化については今月末から、高齢ドライバー対策については再来年の夏までに施行される見通しです。
あおり運転の定義が定められ、厳罰化にむけて法制度が変わります。

厳罰化は僕は賛成です。
改正道路交通法であおり運転は減るのでしょうか。
減るといいますか、無くなってほしいものです。
まとめ
あおり運転は、本当に危険です。
怖い思いをされた人はたくさんいます。
あおり運転には、できるだけ関わらないようにしましょう。
そして、道路交通法が改正されたことによって「あおり運転」の被害が無くなることを願っています。